
先日の3連休に佐渡島に行ってきました。
昨年初めてその地を訪れたのですが、そのとても美しい島の景色に、1回でファンになってしまいました。
初めて感じた印象をひとことでいえば「誰の頭の中にもある懐かしく美しい日本の田舎の景色が昔のまま残る場所」という感じでしょうか。
9月の今回は昨年の暑い時期とは異なり、まさに実りの秋、一面の黄金色。夏の観光シーズンも一段落し、1年で島が最も美しい時期。
そんなハイシーズンを終えた佐渡島に渡り今回強く感じたのはその「静けさ」。
こちらに上陸して、東京や横浜の生活は、通常の音はもちろんのこと「聞こえないけど感じるノイズ」がいかに多いのかを強烈に感じたのですね。
それは例えばパソコンから発生される電磁波だったり遠くの騒音だったりするのか、はっきりとは分かりませんが、とにかく耳には聞こえないけど感じるノイズが多いのだということをここ佐渡島に来て強く認識したのです。
ではそのような環境の中でずっと生きていけるのか、といわれるとそれはそれで別の話。もともと東京の下町のようなところで生まれているので、ときどきでしかないその静けさに特別に居心地のよさを感じているという側面ももちろんあります。
しかし、定期的にそのような静けさの中に身をおいて、普段の生活に「聞こえないけど感じるノイズ」がどれだけ多いのかを感じ取ることは、自分の状態を丁寧にヒアリングする意味でとてもいい経験でした。
こんなふうに毎年行くたびに発見のある旅を続けていきたいなと日々感じています。